2013年4月7日日曜日

幽霊船

 日曜の昼、領域に侵入してきた敵を迎撃しに私はVagabondに乗りStationを出港した。
Allyの味方も数隻集まり、その数は侵入者を撃退するのに十分な数だった。敵は散り散りとなり、Systemの制空権は護られたかに見えたその時…


GateがFlash

 入ってきたのはDominix。 古くからGallenteの主力艦として名を轟かせてきた戦艦だ。とっさに私はGateから距離をとった。敵の増援か? しかし味方はすでに帰路についてしまっており、Gateには私しか残っていなかった。私は、Gateから30km以上離れたところで船を惑星にAlignさせ様子を見ることにした。


 一瞬にらみ合ったかと思ったその時、DominixはWarpに突入。ここから20jumpに及ぶ追跡が始まった。


 敵Dominixは猛スピードで逃げだした。私は味方に援軍を求め数ジャンプ先のGateを封鎖してくれるよう頼んだ。しかし、速い、とてつもなく速い。 普通戦艦ともなればWarpに突入するには早くても8~9sの時間を要する。Vagabondで追って追いつかないとは…
 奴のFITはNanoを大量に積んでいるのか? Rigは何積んでいるんだろう? などと考えながら必死に追う。疾走するDominixは、味方がGateを封鎖する前にさらに奥地へと不気味なほどの速さで抜けて行った。

 封鎖ができなくなってしまった以上、追うしかない。味方と合流し、私はDominixを必死に追った。いくらジャンプしてもその距離は一向に縮まらない。スキャンに映っては消え、次のシステムへ抜けるDominixの後を無我夢中で追いかける。

 何ジャンプ追っただろう…ついにDominixは袋小路に入った。 どんなに速い船でもこの先は行き止まり。ここまで逃げたDominixも実にあっぱれである。このGateの向こうにはもうその先へと続くGateはない。期待を胸に抱きつつ私はGateをくぐった。





 日曜の夕方、領域に侵入してきた敵を迎撃しに私はVagabondに乗りStationを出港した。
昼間WHから来た幽霊船をさんざん追い回した疲労からかなのか、なかなか士気が上がらない。
猛スピードで我々の領土を駆け抜けたDominixは、今頃どこを疾走しているのだろうか…などと考えながら、私は戦場へ向け船をWarpに入れた。











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